ゆず

ファンタスティック・プラネットのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヘンテコ生物だらけのとある惑星。おかしな装置を操る宇宙人、一応人型。ただし人間よりも巨大。サイズ的にも、彼らにとっては人間はネズミか虫のようなポジションであるらしい。ペットとしてかわいがっているものもいるが、基本的には増えすぎないよう定期的に「狩り」で駆除を行っている…

カリコレ(シネマカリテ)で上映されることを知り初視聴。
面白い世界観だなぁ。今まで一度も触れたことの無い世界だった。そしてこの絵柄。出てくるもの出てくるもの「なんじゃこりゃ!」っていう不思議な造形。こういうのを前衛的っていうのかな。デザインも色使いも恐怖すら感じるシュールさ。BGMもへんてこだったなー。明るくはない、別に暗いわけでもない、しかし不安になる…ジャンル的になんていうんだろう。

「キモかわいい」ではなく、キモさが大分勝ってる感じだった。ひたすら「スゲー…」と世界観に圧倒される。が、デザインや設定考えた人頭おかしいな!とも思う。ゆ、夢に出てきそう…内容的には実写化された悪夢だよ!w子供の頃に見たらトラウマになっていたかもしれない。結構エグい内容だし、てっきりバッドエンドだろうと思っていたので、終わり方にちょっとびっくり。終盤すごい展開早かったなぁ。もうちょっと見てたかったかも。

これが40年以上前のアニメだなんて。これ、何十年たっても初めて見た人は衝撃を受けるんじゃないかなあ。こういう面白くて不思議な世界観のSF映画がもっと見てみたい。リメイクでもいいから誰か全力で作ってくれないだろーか…。
ゆず

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