『インドシナ』『シェルブールの雨傘』に続いて、こちらもカトリーヌ・ドヌーヴ出演作。
末期がんで余命宣告を受けた男性とその母親が限られた時間の中で死と対峙する姿を描いています。でも、悲しい物語とは少し違うんです。
タイトル通り、愛する人(患者)が楽になる方法を教えてくれました。
それは家族と主治医だけが使える最大の贈り物。
自分が家族を送ることになった時のために心に止めておきたいし、自分が死ぬと分かった時はこれが1番欲しいと思うんじゃないかな。
主治医を演じるのは役者ではなく現役の医師!
実際に行われているという患者や家族との接し方が素晴らしかった。末期がんを看る看護師へのケアをも大切にしている所に驚きました。
こんな医師が主治医だったらどんなに安心だろう。
それにしても演技うますぎです。
ただ、愛の国フランスと言われるだけあって、日本人の感覚では受け入れ難い部分もあって、ちょっとそこだけは引いてしまいました😅