妻(ニコール・キッドマン)が海軍士官と浮気をするという妄想と嫉妬に駆られたビル(トム・クルーズ)
外で自分の欲望を果たそうとするんだけど、もうちょっとのところで実現できない。
これってまるで夢の中の出来事のよう。
電話をかけたいのになぜかどうしてもかけられない、そんな夢にうなされる事があるんですよね、私。
だからこの作品も全てが彼の夢なんじゃないかとも思えてしまう。
あのパーティーなんて男性の妄想の最たるものなんじゃない?
そして最後は妻の元に帰り泣いちゃうという情けないトム・クルーズでした。
スタンリー・キューブリックの遺作ということで、色々と考察する面白さがあるようですが、そこまでの興味は持てないかな。
スタイル抜群の美女たちのヌードと恐怖を煽る不穏なメロディーだけでも充分楽しめました。