いぐ

マッド・ハイジのいぐのネタバレレビュー・内容・結末

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実は手堅く作ってある作品。
エログロ描写もそうそうそういうの好きですよ……とはなるんだけど、それ以上はなくて、意外とそのへんはお手本をなぞってて『マッド・ハイジ』ってパンチ不足だったかなぁと感じた。
もちろん、こういう映画に慣れてる自分は慣れてるだけで、結構宣伝にも力が入ってたので慣れてない人には強烈だったかもしれない。
自分がむしろ好きだったのはハイジの暴れっぷりよりもあの世界。
チーズで国を支配しようとする大統領。
チーズを規制してウルトラチーズで強靭な兵士を作ろうとしている(なおヘッポコだった)。
その規制に対して出てくる闇チーズという言葉。
なるほど。そういうのもあるのか。
やたら派手でノリノリで踊りだしそうなヤギ飼いのペーター。
強いハイジを作り出すために出てきた謎の魔女みたいな人とシスターたち。ハイジと彼女たちの修行パート。
チーズフォンデュの拷問。乳糖不耐症にやたら厳しい世界。
90分くらいの映画で何度チーズって言葉を言ったんだろうか……?
自分的には『マッド・ハイジ』=ハイジが暴れまくる映画というより、
恋人を失ったハイジがチーズに支配された母国を取り戻す戦いの映画として見ると面白いと思う。
ぞ、続編、頑張ってください。
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