【娯楽の殿堂・広島第一劇場の終焉とともに】
30年間映画を撮っていない映画監督・大根(おおね)はピンサロ嬢・タマコのヒモになって生活していて、後輩が館長を務める広島の歓楽街・薬研堀にあるストリップ劇場に身を寄せる。
所属ストリッパーたちや歓楽街の仲間達に囲まれ落ち着いた生活になりつつも、再びメガホンを取ることに踏み出せない大根の苦悩が描かれる。
劇場の最後を察したようなグロリアさんの踊りは圧巻。
観ていてラストはどんでん返しを予想したのだがそうはならなかった。
解体シーンもあった広島第一劇場のネオン看板は現在、伊東市の「まぼろし博覧会」に置かれているという。