Newman

夜明けまでバス停でのNewmanのレビュー・感想・評価

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)
3.7
板谷由夏さんが主演で、アクセサリー作りを本業にアルバイトでチェーン店の飲み屋さんで働く女性。突然襲ったコロナでアルバイトは失職し、アクセサリーの方もうまくいかずにホームレスになってしまう。仕事を選ばなければ働き口くらいはあると思っていたが突然に住む場所も失ってしまえばそう簡単ではない。ただ、板谷由夏さんの演技の問題ではなく彼女がそれなりの地位を得て知られた女優さんだから、どうもホームレスが似合わないというかそんな女性ではないと見えてしまった。最初に出てくる場面が、バス停のベンチで寝ている女性を男が殺そうとするだったので最後はこうなるのか、何て全体に暗い映画なんだと思って観ていたが最後の演出が振るっている。最後はやっぱりこうでなくちゃと感心した。書かないが。三浦貴大さんが嫌な役だったが、男の地位や、金に寄ってくる女性はいるという経験を重ねるとそれを当然のこととして受け入れてしまう人は多くいるんだと去年の暮れのひげ面、坊主頭の汚い顔の芸人の顔やら、さらには何年か前にナインティ何とかの芸人が「景気が悪いからそのうち若くて可愛い女性が降りてくる」なんて言ってたのさえ思い浮かべてしまった。私、男ですが大丈夫とも言えないがそういう男ばかりじゃないですよ。
板谷由夏さんのジーンズ姿の細い脚を見てやっぱり女優さんは違う世界の人と思わされました。それもあるかな、この役は似合わないと思ったのは。
もう一つ、フィリピンに帰っちゃったのかと思っていたルビー・モレノさんが出ていました。
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