きっとこの娘は、
子供がいなかったら死んでいたであろう。
大人を信じられない17歳の娘。
この娘に、
助けを差し伸べる手は、
全くなかったわけではない。
寧ろ多かったはずである。
しかし、
その差し伸べられた助けを受け入れることができない。
この娘の17年という人生の中で、
どれほどの壮絶なことがあったのであろうか。
離婚するという選択肢が、
この娘にあったなら、
子供ともっと幸せに暮らせたのかもしれない。
将又、
別の困難が降りかかっていたのか。
遠いところが、
死を選ぶことではないのを、
唯々願う。
この映画の監督の今後の作品が気になるところだ。