ハヤブサさんの映画レビュー・感想・評価

ハヤブサ

ハヤブサ

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ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.0

試写会にて。

215分という長丁場を全く感じさせない作品。
(100分+15分+100分 よく考えられている)

凄まじい没入感が堪能できる。

この時代背景の作品は、
事実に基づく物語が極めて多い
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籠の中の乙女 4Kレストア版(2009年製作の映画)

3.6

ヨルゴス作品を理解するには、
まだまだ遠い道のりである。

富裕層を揶揄っているであろう
ブラックジョークが過ぎる。

歪さを極める作品を撮り続ける
この監督の突き動かす原動力て
何なのかと考え
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ショウタイムセブン(2025年製作の映画)

3.1

何か中途半端感だけが残る。

言うほどの
緊迫感・緊張感が、
伝わってこない。

そこに、
女子アナの阿呆発言があるから、
余計にそれを増長させている。

後半の
若手アナが息を吹き返したみたいな演技
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

映画であることを強く感じる作品である。

ティムバートンの世界観炸裂。

父は終始、
人を想う言葉を選び続けてきた結果であって、
嘘ではなく、
脚色がファンタジーなだけ。

父は、
究極の人たらし
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

笑って泣ける
いい塩梅に仕上がった作品である。

ルーシーが、
皆から愛されてるのが、
ばんばん伝わってくる。

何よりも、
記憶障害が治らずに、
ハッピーエンドなのが、
より感動的である。

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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.6

原題「クワイ河にかける橋」

邦題の方が、
珍しく的を射ている気がする。

映画は初見であるが、
「クワイ河のマーチ」は、
聞き覚えがあるくらい有名である。
(猿、ゴリラ、チンパンジー)

日本
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劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師(2024年製作の映画)

3.8

流石子供向けアニメという気遣いの演出。

久方振りに観て、
懐かしかって、
笑えるところも多く、
泣かせるところもあり、
想像以上に楽しめた。

32年前からあるアニメだけあって、
数人は声が替わって
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.9

2007年公開作とあって皆若い。

が、
演技は当時から間違いない実力揃い。

如月ミキの一周忌に5人が集まり、
自殺の真相を解明しようとする。

ほぼほぼ一場面で、
尚且つ会話劇であるが、
テンポ
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誰よりもつよく抱きしめて(2025年製作の映画)

3.2

学生時代から付き合っていて、
ある日彼が強迫性障害による潔癖症を患ってしまう話。

何処が主題なのか?

ま、恋愛なのであろう。

とするならば、
症状と恋愛とをくっつけてはいけない典型。
(原作があ
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アンダーニンジャ(2025年製作の映画)

2.5

この豪華キャストで、
この評価は。

かなり期待値を下げての鑑賞となったが、
その期待は、
裏切らなかった。

佐藤二朗さんとムロツヨシさんが、
やりたい放題の無双状態。

二人共好きな俳優で、
確か
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かなさんどー(2025年製作の映画)

3.9

試写会にて。(照屋年之監督・松田るかさん登壇)

短編「演じる女」を基にした作品。

何観せられてますかという始まり。

開いた口がなかなか塞がらない。

後妻?

感動作という謳い文句では?

不穏
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あみこ(2017年製作の映画)

3.7

思春期の空回る様を、
女性版に仕上げたらこうなりました、
と捉えて鑑賞した次第です。

尖った心で世の中には自分1人しかいない。

そんな時に心酔している事や物に、
少しでも共感が得られたら、
気にな
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魚座どうし(2020年製作の映画)

3.5

糞親に振り回される子供2人の物語。

それぞれのストレスの捌け口として、
より立場の弱い存在にぶつける。

自分が産んだ子に対して、
ストレスが溜まっているからとはいえ、
胸糞発言には苛々する。

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ベルサイユのばら(2025年製作の映画)

3.8

ミュージカル仕立てのアニメ作品。

恥ずかしながら「ベルサイユのばら」の内容をほぼ知らずに鑑賞。

出てくる主要メンバーの名前は大体知っているが、
相関関係も全く判らず、
そんな関係だったのかと
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.0

試写会にて。(鈴木福・NiziU登壇)

吹替版での鑑賞。

この作品に於いては、
映像の美しさと素晴らしさを、
存分に堪能する為には、
吹替版での鑑賞が絶対に正解であった。

いい意味で綾瀬はるかさ
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.9

トム・ハンクス出演作品というだけで、
安心して観られる。

ほんとに良作揃いである。

仕事とはいえ、
死刑執行人なんて、
自分なら間違いなく、
気がおかしくなりそうである。

重ためで話が進むのかと
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

没入感は最高。

それぞれ俳優の演技が、
かなり素晴らしいが故であることは、
間違いない。

七つの大罪に準えて、
1日1人殺していく犯人。

の筈が、
最後の方は設定がブレブレに。

しかも、
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Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

3.7

身分証を持てないが故に起こった悲劇。

色使いの明暗で、
心情の明暗も表現されている感じ。

そのために、
街灯を新設したという拘り。

マレーシアの表にはあまり出てこない負の部分を、
描いたずっしり
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.6

ベンジーが先ず苦手過ぎて、
全く入ってこない。

時代背景も、
勉強不足故に響かない。

デヴィッドはベンジーにうんざりしている所もあるが、
羨ましく思っていることも確か。

自分に無い
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僕らは人生で一回だけ魔法が使える(2025年製作の映画)

3.5

試写会にて。

そもそも、
魔法が使える設定の世界ということを、
忘れてはいけない。

更に、
悪い人は、
一切出てこない。

話の進行が、
ちょい雑に感じた。

話の内容としては、
申し分ないのに。
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.5

登場人物は、
限りなく少なく、
2人の大女優の会話劇で、
物語は進行する。

嵌まらない人には、
ただただ眠たい時間となること
間違いなし。

疎遠になっていた2人とは
思えない関わり方で、
理解し難
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ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件(2023年製作の映画)

3.5

あきは来ないが、
もうワンパンチが足りない感じ。

大義的なものがあってなら、
面白くなるのだか、
ただ成り上がっていくだけ。

邪魔になれば排除。

響く要素が、
無さすぎた。

2人の共演という
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大きな玉ねぎの下で(2025年製作の映画)

4.2

試写会にて。(サンプラザ中野くんさん登壇)

べたな展開にはなるが、
くどくならない塩梅さ加減で、
持っていき方が上手い。
(ちょいちょいゴリ押しもあるが)

今は昔のアナログ時代。

だからこその
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遺書、公開。(2025年製作の映画)

3.7

序列という不確かな情報に、
クラスの大半が翻弄される。

序列で一位になったがために、
辿った末路の物語。

序列を作り送ったのは?

遺書は誰が置いたのか?

遺書は本物か否か?

自殺の理由は?
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.8

よく出来た作品でかなり面白かった。

内容には、
そそられることはほぼ無いが。

トランプの再現度には凄まじいものがあった。(後半だけ)

話す口調・ちょっとした仕草は激似。

ロイ・コーンの表情の
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君の忘れ方(2024年製作の映画)

3.5

グリーフケアを題材にした作品。

より身近な人の突然の死というものを、
経験しているかの有無で、
見方が大きく変わる作品かなと。

「グリーフケアの時代に」
というドキュメンタリー映画を観たこと
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お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

3.6

高僧が弟子に銃を調達しろと。

高僧が銃を用いて一体何をしようとするのか。

不穏な空気を醸しつつ物語は始まる。

舞台であるブータン王国。

世界幸福度ランキング
最高位8位から95位に急落。
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怪獣ヤロウ!(2024年製作の映画)

3.8

試写会にて。

市役所職員がご当地映画を撮る作品。

予想していたよりは、
いい作品だと思います。

忘れていた夢を思い出し邁進する姿は、
それなりの人達に、
響くものがあるのではないだろうか。

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嗤う蟲(2024年製作の映画)

2.5

憧れの田舎暮らしのはずが・・・。

ありきたりな内容で展開する。

「もてなしハラスメント」
ここで使うのが本来ではないか。(サンセットサンライズより)

はまり役な俳優陣だと思うのだが、
自分には
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.5

予想を遥かに超えてきた激熱作品。

設定の薄さは、
ちょいちょい感じるが、
それを凌駕する痛快さ。

男臭さ全開。

九龍城砦を実際に再現したというから、
凄い気合の入れようである。

縦横無尽のアク
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勇敢な市民(2023年製作の映画)

3.8

前半はかなり重ためな展開。

漫画原作作品のので、
仕方ない部分もある。

後半のアクションシーンは見もの。

実際に鍛えて熟したらしいので、
凄いの一言。

一方的でないも好き。
(主人公も結構ぼこ
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サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

3.9

とにかく出てくる料理が、
どれも美味しそうである。

海の幸最高。

それはさておき、
話の内容は、
震災・コロナ禍・過疎化・空き家問題・働き方・リモートワーク・
都市と田舎の関係・民間企業と役所のタ
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美晴に傘を(2025年製作の映画)

4.0

この作品は、
あくまでも主演は升毅さんである。

素直になれない父親善次が、
何かし理由をつけて、
言葉に出来なかったこと、
手紙を書けなかったこと、
息子に先立たれたこと、
を悔やんで生きている。
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雪の花 ―ともに在りて―(2025年製作の映画)

3.7

試写会にて。

今よりも医療技術が発達していない時代の医者は、
苦しんでいる患者がいるのに救えないことが多く、
もどかしく辛い思いをしていたと思う。

今も現在進行形の医療技術の発達ではあるが、
この
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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

4.3

終始胸糞悪く後味最悪なのだが、
面白い。
(いい映画はかくしてこういうものなのか)

衝撃の展開が続き、
演技が素晴らしいのも相まって、
現実味が帯びてくる。

現代に於ける社会問題を、
これでもかと
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アーサーズ・ウイスキー(2024年製作の映画)

3.8

ひょんなことから若返る。

かといって、
永久に若返るわけでもなく、
その結果、
人生を見つめ直すこととなる。

今の自分に自信を持ち、
好きになることが、
それぞれが出した答えなのかなと思う。

3
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