このレビューはネタバレを含みます
浮気したり浮気されたり、色々な縺れがあるけれど、そこでスパッと切って永遠の別れとかにはならなくて、不思議な繋がりを持ったまま次のステージへと進んでいくところがこの監督作品の好きなところだなあ。
主人公は妻に対して愛が無いのかなということにずーっと悩んでいたところ、最後に妻の浮気相手に「愛があるから書かなかったんでしょ。書いて過去にしなかったんでしょ」と、本人も気づかなかった気持ちを言ってもらえて、関係図作ると酷い間柄の人達なのに、世界は優しいなあと思った。
誰かの言葉に他の誰かが少しづつ影響を受けて、それがリレーして。
窓辺の光が綺麗。
窓辺でお茶して何か食べて語らって。
窓の無い部屋での会話は少し怖くて。