ダニエルは亡くなった妻と出会った南アフリカへ子どもを連れて旅行中にライオンに襲われるという至ってシンプルなお話。
ライオンが人を襲うパニック映画ですが、密猟者によって家族を殺されたライオンの復讐劇でもあります。密猟者に理不尽な理由で家族を殺されたら、ライオンも怒って当たり前。ライオンに同情する気持ちすらありました。ダニエル一家にとっては、たまたま観光していただけなので巻き込まれ事故みたいなものですが、復讐に燃えるライオンにとっては人間全てが憎しなんでしょうね。
必死に子ども達を守ろうとするダニエルと反して、子ども達（特に長女）はイライラさせる行動ばかりとります。ライオンが徘徊しているのに割れた車の窓側の席に座ってたり、車で待機してろって言われても勝手に降りてくるし危機管理ゼロで自ら生存率を下げまくってました。
日本では熊による被害があるけど、野生動物の前では人間は無力というのを痛感させられる映画でした。
