主人公、天道輝がアットホームなブラック企業へ入社するところから始まる。
アットホームとはブラック企業への入口と知らないのは社会経験無いから分かるはずもない。
そんなこんなで公私とも荒れて来た天道。
限界を迎えつつある朝、管理人さんの哀れな姿を見てしまった。
アメフトで鍛えた脚力を活かし襲ってくるゾンビ集団から逃げ切って、ふと気付く。
会社にもう行かなくて良いという解放感。
ゾンビ映画とは最早哲学。
好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、悲しいこと、そんな事を全て消し去る存在がゾンビ。
だが、輝はケンチョを助けてから本当にやりたい仕事を思い出す。
スーパーヒーローになる。
あれ?
大泉洋のアイアムアヒーローの真似?
でも深刻ではないのは輝の性格からなのか。
途中で閑と名乗る女性と共に茨城の水族館を目指す。
憧れのキャンピングカーで。
そこで、まさかの出会いが。
組織から逃れたはずが。
小杉リーダーだ。
洗脳から解かれたはずなのにまたブラック企業に入ってしまった。
前半は良かったのですが小杉リーダーからの呪縛から逃れられない社畜の輝には理解出来ない。
鮫肌スーツは憧れるが。
ホホジロザメのゾンビも飛躍的で更に食った人間の脚が生えて地上でも行動するなんてね。
新入社員としてブラック企業に就職者には突き刺さるかも知れないね。
ただ刺激の無い生活をしているのならゾンビもアリなのかなあ。