トランスジェンダーの女の子と彼女に恋する男の子の物語。
今まであまりトランスジェンダーの問題を深く考えたことがなかったから、すごくいいきっかけになった。
真っ直ぐに女の子を好きになって、戸惑いながらも大事にしていこうとする男の子が可愛かったな。
「あなたは優しいから、彼女のほんとうの姿を見ることができたのね」といった男の子のお母さん。
「あなたは特別な私の娘よ」と言った彼女のお母さん。
あんなふうに子どもを愛せる親って、本当に素敵だ。
性別や性の嗜好で人を分ける時代は終わったんだな、と思う。
従来のやり方で分類することなんか、もうできない。
みんながそれぞれ自分らしく生きればいい。
女だから、男だから。
こうあるべきだから。
そういうのを全部取り払って、自分が1番気持ちのいいように生きて「それが私だ」と胸をはって言いたい。
自分の子どもより若い子たちのストーリーから勇気をもらっているなんて、なんだかおかしいけど。でも。
若い人も、もう若くない人も、
自分らしく生きたいと思う気持ちは同じ。
もっと、もっと自由に!