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RUBIKON ルビコンのJIZEのレビュー・感想・評価

RUBIKON ルビコン(2022年製作の映画)
2.6
2056年毒性を帯びた霧で覆われた地球を舞台に降下中のロケットが汚染された大気層に阻まれ究極の選択を強いられるクルーたちの行方を描きだす。オーストラリア産。事態の進捗よりも、緊迫感の煽りかたはA級映画並みのクオリティがあった。またどちらかと云えばパニックというより人間間の思惑のヒューマンスリラーに趣向は置かれている。『アベンジャーズ(2012年)』のVFXのスタッフが集結しているのも、スペースムービーとしての力量が反映されたものだろう。わりと早い段階でチームが分裂したり最少人数になるため、帰還するか留まるかの選択をめぐったスリラー、というジワジワ追い詰める系譜の着地。夏も終わりに近づきこの時期に宇宙の大スペクタクルにひたってください。
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