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ザ・メニューのrexsolusのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

Netflixの「クイーンズ・ギャンビット」の世界的ヒットで脚光を浴びたアニャ・テイラー・ジョイ。Diorのホリデーキャンペーンにも抜擢されますます乗りに乗ってるが、映画は「ラストナイト・イン・ソーホー」に続いてまたややキワモノっぽい作品に出演。(ちなみに次は「THE SUPER MARIO BROS. MOVIE 」のピーチ姫役!)ヴォルデモートことレイフ・ファインズも、お気に入りのシリーズ「キングスマン:ファースト・エージェント」に続いての出演。ということで、見逃すわけにはいかないんだけど、やはり特殊メイクなしのレイフ・ファインズが物足りなかった。簡単に言えばストレスを極限まで溜め込んで精神的に弱った料理人が、ストレスの原因となった人たちを道連れに自殺を図るというお話なのだが、本物のサイコパスや狂信的な新興宗教の教祖なら、オーナーに指図されたとか、味音痴の客が評価してくれなかったとかに傷ついて仕返ししたりするほど精神的に弱いと思えない。サイコパスというとハンニバル・レクターを思い浮かべてしまうせいもあるけど、このシェフはそんなに強くも怖くもないし、なぜ彼に多くのスタッフが操られるのかわからない。結局、チーズバーガーで純粋にお客さんに喜んでもらうために料理を作ってた頃を思い出させたマーゴが一人脱出に成功する。アニャは風変わりな脚本の中でもしっかり強かった。
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