こーたろ

ザ・メニューのこーたろのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

アニャちゃんは生粋のハリポタファンなので、ボルデモートさんと共演したのは、クイーンズギャンビットのダドリーちゃん同様に必然なわけよ。
同じXmenのニコラスもいるしな。

孤島で最上の料理を楽しむVIPな話なわけだが、途中から様子がおかしくなってくる。食べるシーンと喋るシーンがほとんどだが、まあ言いたいことは、、違和感が楽しい。


ネタバレな話だが、
なぜみんな逃げないのか?が1番?になるとこじゃないだろうか?

今回のメニューはかなり綿密に練られたものだと言ってた。
招待客は全て調べ上げられていた。

シェフとスタッフは全員死ぬつもりだったので、料理を通して招待客を死なせるに足る内容を通知させる自信があったが、空気を読めないニコラスはアニャちゃんを連れてきた。

アニャちゃん)
つまりイレギュラーのアニャちゃんが死ぬ要因を知りたいのでちょいちょいシェフは呼び出すが、結論見当たらない。だからシェフはアニャちゃんを見逃すつもりだったはず。タルを取りに行かせるタイミングはスタッフがマークしていたかもしれないが逃げるチャンスはあったはず。

スタッフ達)
スタッフ達はシェフを崇拝してる者、または評論家によって潰されてしまった者たちだろう。
女スタッフがシェフの足を刺したが、このくだりは、接客業の中では内情はごちゃごちゃしているが表向きはもてなしに徹するというリアルを端的に表したもので、これに限らず他のスタッフも死ぬ理由があることを意味している。

シェフ)
来た客から映画が酷い、評論のせいだ、完璧な料理を提供しても覚えていない、奨学金無しで大学に行く裕福なやつが憎い、とかなり低いラインで殺したがってるし、まとめて完璧なメニューにしたがっている。
人を殺したい動機なんか、そんなもんよ。特に完璧主義者なら、そんなもんよ。

ニコラス)
人が死んでも屁のカッパ。料理好きのサイコパス。コイツは純粋に料理を楽しみに来ただけだが、崇拝するシェフに言われた言葉は死に値するものだったのだろう。たぶん自殺せんでも最後のマシュマロ焼きには喜んで参加したろうな。

他の客)
IT系の3人は横領、落ち目の役者はどうにもならないキャリアに絶望してる、その秘書は役者に横領した事をつぎの会社にメールされてる、ゆび切られたオッさんは浮気がバレた、その嫁は絶望、批評家のオバハンは失業者を出した事を理解した、その雑誌編集のオッサン(プリズンブレイクのケラーマン)もそれに加担した事を理解した? 
たぶんこの辺りをトルティーヤで押さえられてるし、戻っても終わりだとわかっているから抵抗しない。
だからマシュマロを受け入れたんじゃないか。


やっぱ最後は爆発的が良いよな。
スゲー美味そうにチーズバーガーを食うアニャちゃんまじ最高
こーたろ

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