レストランが舞台の美食映画、と思いきや、全然違うホラー映画。
孤島にある予約を取れないレストラン。有名シェフ、ジュリアン・スローヴィクが振る舞う、極上のメニューの数々だが、予定外の客となったマーゴには感じ取れた違和感。
レストランのサプライズ、狂気に満ちたシェフ。スタッフは新興宗教のように洗脳されているのだろうかとも思えた。逃げられない孤島、客に対するブラックジョークも効いている。
最初は舞台が暗いミッドサマーの気配を感じたが、もう少し現実的。
マーゴはこの場にふさわしい客ではなかった。シェフの過去に寄り添ったマーゴが許された恐怖のストーリー。
どの客にも人に言えない過去があった。人間力、大事だ。
