贅沢についての皮肉が込められた名作リアリズム映画。主題はズレるけど世界はリアリズムが主流なのね。
何かよく分からない、解釈が複数絡み合う。
答え合わせゲーム。
嫌いではないけど、こればっかりだと、頭痛くなる。
MARVELみたいな叙事詩映画も必要。
ネタバレ行明けで。
天使とか最後の晩餐とか七つの大罪とか聖書モチーフを分かりやすく。
カルトと、でも何より現代料理の行き着いたおかしな贅沢と狂騒を皮肉に書くことに成功している。
ただまあ、ここまでインスタ映えとか、繊細さをバカにしてしまうと
ほんの少しの繊細さに力を尽くしている料理人に失礼じゃん? とも思う。
この映画がバカにしているのは提供者より、消費者側であってほしい。
心のこもった暖かくおなかいっぱいになる美味しい食事。
そこに帰ることが、命の本質だよなぁと思わされた。
アニャテイラージョイは美しすぎ。