最初はイヤイヤながらアドバイスしていた聡実が、ある日観た映画の“愛は与えること”という言葉を真に受け、積極的に狂児に協力するようになる。
X Japanの『紅』にこだわりを持つ狂児。練習の合間に歌う紅は水泳の息継ぎのようで、狂児のパフォーマンスが毎回激しすぎて爆笑。
この紅でまさか大号泣することになるとは…。
喜怒哀楽全てが味わえる青春コメディドラマ。紅という選曲が絶妙で、個人的にも思い入れがある曲なので大感動してしまった。
綾野剛の演技の先の人間力に惚れた。中学生役の齋藤潤も素晴らしかった。
2024年は始まったばかりだけど、今年の僕の新作邦画ランキングではこれが1番になるだろう。
帰り道は寒さを忘れた。それはもちろん、身も心も紅に染まっていたから。