このレビューはネタバレを含みます
新刊を欠かさず買うのは和山先生作品だけなので、原作ありき、再現度重視のレビューです。
ストーリーはそもそも複雑ではないので、セリフも含めて大きな改変はなし。
ラストはもう少し余韻が欲しいところ。
組長が絶対音感の持主なのは言うてたっけ?
ほんでキャスト。祭林組は組長以下ナイス構成員。キティちゃんの兄貴(チャンス)にホッコリ。伊達に山に埋められてない。
森丘中も良いなあ。合唱部の顧問が芳根京子というのがグッとくる。和田の拗らせてる感じが良い。副部長が異常に可愛い。誰やあの子。
聡実くん。ちょっと幼いかとも思ったけど、声変わり前の中3はこんな感じかも。
スナックでの紅はホントに歌っちゃうのは違う気がするなあ。全然感動がない。何か他の描き方はなかったんかなあ。
そして一番大事な狂児。と言うか綾野剛。どこまで行っても綾野剛なので、理想の狂児とは別物。
じゃあ誰かと言うと思いつかんけど、ジイさん役の加藤雅也の若い時ならイメージ近いかも。
飄々としてミステリアス、必要以上に反社会的勢力であることを晒さないのですよ。
冒頭から濡れシャツにモンモンを透かしてるようなのは全然違う!
何かSFとかファンタジーより、こういう等身大のキャラクターを実写化する方が難しいんかも、ということに気づいた作品でした。