すみ

カラオケ行こ!のすみのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作既読。もう最高だった。
オリジナルの展開も自然で2時間あっという間。もう一度見たい。
笑って涙ぐんで切なくなって、感情は忙しいんだけど、そのどれもが大袈裟ではなくてずっと心地よかった。

綺麗なだけがいいとは限らない。
純粋な先生、向上心の強い後輩。声変わりの焦りがある中で、年相応の美しくて清らかな環境はほんの少し息苦しい。そんな中での狂児との時間は、聡実にとってかけがえのない居場所になっていた。
狂児に歌を教えることから物語は始まるけど、見終わってみると聡実の変化の物語だったことがよくわかる。
最後の紅は掠れても苦しそうでも気持ち(愛)がこもってて、本当に痺れた。

「愛って与えたくなるらしいで」
「次に会ったら、元気をあげます」
聡実は狂児にしっかり愛を持っていたんだなぁ。

ビデオテープのくだりは、時間は巻き戻せないという暗喩??
エンドロール後は思わずきゅん。
カラオケ行こ。

キャスト面では、
伊島空が出ててテンション上がったのと、芳根京子ちゃんが先生役をやってたのに月日の流れを感じた。
オモコーで生徒として心の瞳を歌ってたのに、先生で伴奏してるの見て勝手に感動してしまった。
副部長の女の子が自然ですごく可愛いかった。
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