とおお

カラオケ行こ!のとおおのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作読んでから行ったけど、知らなくてもめっちゃ楽しめると思う!!!ストーリーの改悪とか全くしてないし、ギャグシーンは音と動きがついたことで一層面白くなってる。

2人の仲の進展の仕方が原作とはちょっと違うけど、全然変じゃないしすごく良かった。
序盤〜中盤くらい?あんまり2人が会ってなくて、もどかしい気持ちになったけど、その後明確に2人の仲が進展するのがわかるシーン(狂児が歌える曲をリストアップ→それまでまだ緊張感が残ってた2人のカラオケの風景が、一気に緩和した感じになる)があり、それは映画だからこそというか、原作よりもわかりやすい気がする。
というかそれ以降の狂児の距離の近さ……危険な男感と色気がすごい。最初こそ原作の狂児と綾野剛のイメージが合致しなかったけど、途中から狂児にしか見えなくてすごく良かったです。齋藤潤は最初から聡実のイメージピッタリ。
劇中ずっと「愛」の重要性が強調されてて、そんな中でラストの「紅」!ヤクザ達をスタンディングオベーションさせるほどの熱唱はまさに「愛」でしかないなと思う。

ラスト、聡実が狂児の名刺を見ながら一人で「おったやん」と呟くところ。そこでEDに入ったから、え!?これで終わり!?切ないよ!!って思ったけど、原作でもあの後3年間ずっと狂児と会えなかったんだよなぁ……と思うと、聡実の寂しさとか忘れられない感じを追体験できて良かった。でも、ED後にちゃんとあの刺青を入れた狂児がいて超安心した。欲を言えば原作の空港のシーンも見たかった……!でも物理的に難しいので、刺青を見れただけでも大満足です。

ファミレス行こ。も同じキャストで3,4年後くらいにやってくれないかなぁ…
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