今年ベスト。原作が大好きなのでかなり不安だったが、良い意味で裏切られた。実写映画を制作する上で原作を忠実に再現することが全てではないとあらためて実感したし、これはこれで正解の形かと。ワンシチュエーションかつカラオケという特殊な空間で、これだけ間を持たせるのは凄すぎるし（野木せんせい！！）原作のオフビート感を確実に再現するのではなく、青春映画として処理しているのが素晴らしい。ミナミ銀座の風景、地元のカラオケ、声変わり、厨二病の後輩…。ありもしない記憶が刻まれました、、、ありがとう。
個人的に紅を熱唱する綾野剛が日本で一番悪い奴らのシャブ打ちシーンにしか見えなくてツボ。曲の合間に紅挟んでくるとこ爆笑してしまった。若干のBL臭さを感じるという意見を見て、分からなくもないが思春期男子が一回り上の大人に対して強い憧れを抱くあの視線は恋愛感情に近いと思うのでそこらへんは全くノイズにならず。本編は最高だったが、リトグリ「紅」は最悪。ふつーに萎えてしまったので-0.3。
