白川輝子

カラオケ行こ!の白川輝子のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.4
邦画行こ!

いつの間にか号泣してたわ。
なんだろ、題材がふざけてるからもっとクサくてイタい金かけてるだけの映画だと思ってたのにちゃんと青春がリアリズムで溢れすぎてたし、小ボケの緩さがめちゃくちゃちょうど良くて、「この日常、延長したい」と心から思った。

愛のメッセージもちらほら画かれていて最高、そんでもって軽く楽しめる感じが最高かよ…

なに、あの歪な日常なのに、「確実にそこに居たと思えるほどのリアリズム」は…
なに、あのありえない青春なのに、「愛おしく感じてしまう程のエモーショナル」は…

私は2人を応援していて、2人を暖かい目で見守っていて、2人を愛してたわ。

そりゃリトグリの「紅」とか、ちゃんとヤクザの配役を徹底してるところとか、あの広告の感じとか、金がかかってるからこそ金かけてる感満載で内容は中途半端なんだと勝手にハードル下げちゃうじゃん!

でもハードルが下がってたから面白いんじゃなくて、ちゃんと映画としての完成度が、1本の青春として完結してるからめちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃエモい。

てか2024邦画が豊作すぎませんか?

邦画に染まったこの俺を
楽しませる映画はもう居ない(はず)
白川輝子

白川輝子