らっこ

カラオケ行こ!のらっこのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.5
原作が好きだから綾野剛の狂児はキャスト発表の時も映画が始まった時も違和感があったんだけど、見ていくうちに「これはこれでありやなァ……!!」となった。
裏声が気持ち悪いのも、毎回紅を歌うのも、声が汚いのも、カスなのも映像化されたからこそ実感できるようになってて良かった。
でも聡実くんの心の中で思ってることとか、シュールでウィットな雰囲気を出すのは難しいんだな〜と思った。
この聡実くんはなんかノリノリでカラオケ歌いそうだもんね。
そして綾野剛普通に歌上手くて、あれならビリにはならんやろ……

合唱部のシーンは要らなかったというか、リアリティの無さが気になっちゃった。
原作だと初めて賞が取れたくらいの実績だったからゆるっとしてて良かったんだと思うんだけど、全国大会出場レベルの合唱部ならもっとガツガツ練習するでしょ。
パート練もせずに一発全体合唱して解散するのも、部長がずっと練習に来ないのも、それに問題意識を持っている部員が1人だけなのもあり得ないよな〜
変声期だとはいえ本番も控えてるましてや部長を野放しにするもんなん?全国レベルの合唱部ならパートを変えたり、やる気なければ退部させたりするもんなんじゃないのかな〜
なんで微妙に設定変えちゃったんだろ……
「初めて賞取れた!岡部長すごい!→尊敬してたのに逃げるなんて……」っていう和田の葛藤が一気にウザい後輩になってるのもなんだかね……
でもこういう映画版和田みたいな後輩、実際にいるよな〜〜〜吹奏楽にもいるいる
で、最後の最後に泣きながら一緒に写真撮る感じもめちゃめちゃリアル。そこだけ解像度めちゃめちゃ高くて具合悪くなっちゃった(笑)
でも全国狙うレベルの部活ならまああれが普通だよねという感じもする。全ての元凶は合唱部パートを無駄に引き伸ばしてしまったこと……
ももちゃんも実際にいたら超イライラしちゃうだろうな。学級崩壊するタイプの教師だと思う。
なんか部活のことについて思ってたよりもめちゃ書いちゃったな……
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