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カラオケ行こ!のKのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.4
狂児と聡実くんって現実におったんやな……って映画観て思いました。もう鑑賞した人全員が言ってるんじゃないかってことを書くけど、綾野剛がビジュを原作に寄せてないのに完璧に成田狂児なのよ。あとほんとスタイルいいしスーツもヤクザも似合うなあ。

聡実くん役の齋藤潤くん可愛すぎ。オーディション受けてくれてありがとう。よくこんな適役を見つけてきたな。ヤクザ相手に臆せず酷評するの笑った。

脚本は私の中で安心と信頼の野木亜紀子さん。映画を観る部とか原作には無いオリジナルだけど作品に深みを与えていて良かった。あとドラマ『MIU404』好きの私からすると野木亜紀子×綾野剛っていうのがまた嬉しい。

最初は狂児に対して距離感があった聡実くんが(そりゃ相手がヤクザなんだから当たり前)自分から初めてカラオケに誘う所とか、元気あげる所とかさ胸が苦しくなって堪らないよ。二人の関係性をどう言い表せばいいのか分からない。ブロマンスとはまたちょっと違う。ラストの狂児の腕にしっかり"聡実"って彫ってあったしブロマンスにしては愛が重すぎる。

それまで頑なに歌うことを拒否していた聡実くんが狂児に捧げる『紅』が素晴らしい。齋藤潤くんも撮影時、実際に変声期だったらしい。もうあの歌は二度と聴けないんだね。観終わってからリトグリの『紅』を永遠リピートしています。是非、同じキャスト・スタッフ陣で『ファミレス行こ。』も映画化お願いします!何年後でも待つから。よろぴく
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