マサルだーはな

カラオケ行こ!のマサルだーはなのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.7
どうして野木亜紀子と山下敦弘はこんなに中学3年生に寄り添えるのだろう。映画における感情の積み重ねがしっかり出来上がっている。ルックとして特段優れているわけではないが、構成とストーリーが過不足ない感じ。
和山やまの映像化しづらいシュールさをそのままではなくても生かしきれていてそこも良い。原作になかった映画を観る部の描写が感情の積み重ねを補完していて、非常に上手いと感じた。
音楽が世武さんで、あのリトルマーメイド風のテーマはやっぱり傘を見てから作ったのだろうか。非常にマッチしていた。
オチがわかっているにも関わらず、聡実くんの紅には涙がなんか出た。