あれ?マシンボーイっていまおかしんじ作品はそこまで得意ちゃう思っていたんやが、「カタオモイ」に続いて本作もそうとう良かったな!もしかしてマシンボーイってばいまおかしんじ作品めちゃ好みやったんかな?ぺろぺろ
中学ん時のクラスメイトの葬儀の帰り、高校2年生になったトモキとマイは久々に再会したぞ、マイは中学ん時から、そして今もトモキのことが好きなんやが……って話
え!若手女優の初主演映画がこれってヤバすぎひん?序盤から40分ワンカット長回しで縦横無尽に移動と会話を巡らせる独特すぎる演出には恐れ入ったし、そんな恐ろしき演出ながらドヤ感をいっさい感じさせないんもいまおかしんじ監督の作風のホッコリ感ゆえか?それとも主演ふたりの醸す可愛らしさゆえか?
W主演のふたりのうち男の子トモキ役は今やインディーズ映画界に欠かせない俳優の平井亜門くんやからば、そんな風変わりな作品ながら安定感が凄まじく!見事に新人女優さんを引っ張っていましたね!
うん、サキ役の上大迫祐希さんも瑞々しさが半端なく、好きな気持ちに翻弄されて右往左往する姿の可愛らしさには痺れましたよ!
さらに序盤の長回しシーンのとんでもなくヤンチャな役で川下さんが登場!(この役者さんなんて名前かは知らんけど「川下さんは何度もやってくる」の印象強すぎて、もはや川下さんなんよなぁ)川下さんがみたらし団子に舌鼓を打つシーンには……相変わらずのヤバみが迸っていてバンザイしましたねぇ!
あとね、特殊なキャラクターとしては要所要所で黒子が映り込んでふたりの主人公をサポートしてくるからばね……え?トウフなの?トウフの国なの?ってマシンボーイは興奮してしまったんよ!ぺろぺろぺろぺろ(いつもならここでキングオージャーのレビューになるはずなんやが、それは明日)
序盤の40分が過ぎるとワンカット演出は終わるんやが、かと言ってその演者の素の感じを大事にしているんやろなぁ、って雰囲気は良かったし……、やっぱりこれちょいちょいアドリブあるよね?脚本家じゃ書けないような変な会話があったりすんのよ
まぁね、もちろん割と自由な作風やからばおかしなところもけっこうあんのよ、トモキ八幡神社まで走って…速すぎひん?昭和歌謡が若者に再ブレイクとかは聞いたことあるけど、にしても選曲がおじさん好み過ぎひん?お〜いお茶に、これ好きだったよね?も糞も無いやろ!とかね
あと作風以外にストーリー的にもサキちゃんの口から溢れ出す奔放な嘘とかに人に寄ってはゲンナリしちゃうかもしらんな、とは思った、彼らの歳に近い頃に観ていたら、その必死さに共感するか?ドン引きするか?……でももはやおじさんとなったマシンボーイはついついしょ〜もない嘘で引き止めたくなっちゃうくらい一生懸命なんやなぁ、可愛いねぇ、好きなんやねぇ、ってホッコリしてしまったからもう負けよ
ってか、そもそもおじさんの先輩が作ってる映画やからば勝ち目なかったぱぉ〜ん!