スギノイチ

博徒無情のスギノイチのレビュー・感想・評価

博徒無情(1969年製作の映画)
2.9
松原智恵子を主人公とした女侠客モノかと思いきや、侠客・渡哲也の”バシタ”になるべく奮闘する恋愛脳女の話だった。
(バシタとか久々に聞いたわ)
誰が主軸なんだか分からない中途半端な脚本だが、松原智恵子が露口茂とキスしながら暗殺を葛藤するシーンが見所か。
「松原智恵子の肌が綺麗過ぎるから」という理由で、薬を盛って刺青を彫ろうとする長門裕之が変質者極まる。

東映的な任侠映画と差別化された出演作が多いだけに、和彫り姿で立ち回る渡哲也はレア。
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