ここまでおバカに徹していると、そのレベルにシフトして観るとかなり楽しめる作品。
基本的にアサイラムと同じノリだろう。
仮面ライダーと同程度の着ぐるみ怪獣が微笑ましくて良いし、巨大ロボットもマグマ大使と大差ないというのが大笑い。
想像するに、ピアース監督が個人的にコツコツと準備して、どうにか制作費を捻出し、ほとんど趣味のレベルで作った物ではないだろうか。
狙ったバカらしさにB級魂を感じることができ、その手のファンは必見の作品と言えるだろう。
ここまでくると役者陣の大根ぶりがまたいい味に見えてしまうから不思議だ。
日本アニメが好きだという監督の言葉通り、全体に昭和あたりのアニメの香りがする。
巨大ロボットを何となく作ってしまう所はドロンジョ一味と同じテイスト。
ラストシーンの富士山は多分監督の日本に対するリスペクトだろう。
何事も極めれば一芸という作品。
愛情を持っての低得点とさせていただく。
余談。
一番笑ったのが、ソフトのパッケージの煽り文句
「サメの時代は終わった」
これ考えた配給会社の社員には金一封だな。笑