トレイラーを観て惹かれつつもスルーしていたが、アト6で宇多丸さんが是非劇場で!と仰っていたので鑑賞。2016年の「ザ・ウォーク」以来の高所のヒヤヒヤ感を味わえた映画だった。
"何故登ることになったのか"という部分も丁寧に描かれており、"人の死は儚い"というテーマに直結した内容だったなと。随所で高所から下を見る光景が映し出されるのだけど、その度にこちらまでゾクッとしてしまう。こういう感覚を映画で味わえる体験ってありそうであまり無いので、久々の感覚に新鮮味があった。
助かる為に持てる全ての手段を使って色々と試みても、これもダメ次もダメと手段もなくなっていき、気力も体力も持っていかれる辺りは本当に怖いなと。もの凄く頑張って準備した手段も試してみたらダメだった時の絶望感が凄かったな...。
ラストの展開は「マジかよ」と思いつつも、まぁそれしかないか。。あとハゲタカ(?)怖いね。