RuiAuden

イコライザー THE FINALのRuiAudenのレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
4.0
人気の必殺仕事人シリーズも本作でもって最終章ということで、マッコールさんは今回、9秒という脅威の仕事の速さで悪党どもをぶっ殺してくれる気前の良さ(以前は19秒)だ。サービス精神旺盛!1作目はロシアンマフィア、2作目はCIAの元同僚ときて、今回の敵はカモッラ(劇中でも描かれているように、実際にナポリを中心に影響力を及ぼしている犯罪組織)である。悪党どもを容赦なく殺戮してきたマッコールさん、今回は怒りのボルテージが最高潮!『ジョン・ウィック』『96時間』(もちろんそれはそれで嫌いじゃないが)シリーズ等と比べても、抑制とカタルシスのバランスが抜群の本シリーズのほうが断然ステキに感じてしまう(「硬派」な魅力がある)のだ。とはいえ、最終章におけるマッコールの殺人テクニックはゴアゴア増し!製作陣が『ランボー』シリーズに対抗心を燃やしたのだろうか?「まるでスラッシャー映画のようだ」と巷で言われているのも納得だ。ただ、前二作と比べてアクションが少なめなのが少々残念ではあるが、デンゼル・ワシントンの年齢を考えればそれも仕方ないのかもしれない。なにはともあれ、今までありがとう、ロバート・マッコール。しかし、再び彼は現れるだろう、この世に悪が蔓延る限り…だから、サヨナラは言わないぜ。
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