オープニングから不穏！
一作目のハンマーの件にも通じる事後感。
マッコールが登場した瞬間、主人公のはずなのに何故だろうすごく怖い！
今作は9秒で殺す。
それだけ怒っているし切羽詰まっているのかなと思った。
老いたマッコールが殺戮＝正義を執行した後に子どもに銃を向けられ傷を負う姿が悲しい。
自ら死のうとするが死ねない。
正しいと信じてしていることが実は本来守るべき存在になり得るはずの誰かを不幸にしているのではないかという恐怖。
それでなくても人を殺して平静でいられるはずはない。
マッコールはその中心に真に優しさを持った人間なのだ。
偶然ここにいたイコライザー。
しかし人生はこういう偶然の巡り合わせに終始しているということだと思った。
デイシーンは仄かに恋愛かのような心優しいやりとりが交わされたりなどする一方で、ナイトシーンは前作にも増して一層スラッシャー映画のそれだった。
マフィア達をぶち殺していくさまの恐ろしさよ。
ホラー的演出も冴えているし、しっかり惨殺していて最高。
最後にグッとくる仕掛けもあったり。
マッコールさんには幸せになってほしい。
イコライザー、とてもいいシリーズだった。
