このレビューはネタバレを含みます
「青い春」の時も思ったんやけど新井浩文のヤンキー高校生感がすごい好きなんやわ。
扱っているテーマは日本に住む以上は少なくとも考える必要のある事柄なんやけど、今まで本格的に考えたことは全くなくて、他人事でした。
世界的に人種差別が問題視される時代でもあるし、この映画当時とは置かれている状況が変わってると思うけど、もちろん変わってない部分もあるはずで。
そんな中で見てみると、文系お巡りさんとの掛け合いが映画を通して伝えたいことやないんかなと個人的には感じました。
「韓国籍で、在日です。」
「ふーん」
それくらいでええやないのと言うことではと思います。
無関心が美徳って言いたい訳では全くなくて、在日韓国人だろうと朝鮮人だろうと日本人だろうと、もっと言えば肌の色が違おうと、性別が違おうと、自分の持ってる先天的、後天的アイデンティティとは違うモノを持ってる相手だろうと、その「名前」にとらわれずに接しようやという話なのかなと思います。
この映画もそうやし、人種差別を扱ってる何かしらの作品をみてる人はこういうことを理解してる人やと思うから、ここでそんなこと書いても意味ないのかもしれませんがね!
理屈抜きでも十分面白い映画!
国籍が何だろうとそんな大した差はないんやと、気の合う友達がいて、恋人がいて、喧嘩もして、みんなそんな変わらんのやなと!
オススメです!