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GOのlaのネタバレレビュー・内容・結末

GO(2001年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

あーーーーーーめちゃくちゃよかったーーーーーーー
軽いセリフで重いパンチがどんどん飛んできた
これは恋の話です
本当に、誰かなんと言おうと恋の話なんだよ

もうセリフがいちいち素敵で、いちいち良かった
原作にはどれくらい忠実なのか分からないけどさすがクドカン
杉原のモノローグ、めちゃくちゃ良かった
杉原と桜井の序盤の会話もめちゃくちゃ好きだったな〜
相手のこと、たくさん質問して知っていくって素敵な作業だし、もう知りたい時点で好きなんだよな

名前も、国籍も、血も、関係ない、ただの人間、名前をつけないと怖い、ライオンはライオンだって自分で思ってねえんだよ!お前らが勝手につけた名前だろ!!!って言葉にめちゃくちゃグッときた
本当にその通りなんだよな
名前も国籍も性別も何もかも関係ない、そこにあるのは愛だけって概念がもう素敵だった

カミングアウトしてから拒絶されるシーンはしんどすぎたし、辛かった
桜井からしたら言ってくれなかったことが酷い!って感じだったけど、それを言うことでどれだけ相手を傷つけるか、とか考えてられなかったんだろうね
窓から差し込む光と影の使い方が美しかった

お巡りさんと杉原のシーン、めちゃくちゃ良かったな〜
見た目とか制服とかで判断するの、本当に良くないよな
大事なのは「個」であって「外見」では無いんだよな

その後の大杉漣タクシードライバーもめちゃくちゃ良かった〜笑
てかチョイ役がいちいち豪華笑
さすがクドカン作品だし行定監督作品だなーって感じ笑

パパと杉原の関係性もすごく良かった〜
てか杉原家がめちゃくちゃ良かった
選択肢を広げてくれる親がいちばん素敵だよ
クリスマスイブにコタツでミカン食べながらチェスしてる感じとかな〜もう国とか本当にどうでもいいんだよな
杉原のセリフにもあったけど遡れば全員おなじ先祖なわけだしね

周りに居ないし今でもそういう差別があるのか分からないけど、無意識に傷つけるのが1番の罪だと思うから想像できる人になりたいよね
分からないものは怖いけど、それを遠ざけたり否定するのは違う
まずは知ることが大事

劇伴もテンポ感も最高に良かった
あと山本太郎ウケた^_^



『広い世界を見ろ、そして自分で決めろ』

『名前って何?バラと呼んでる花を別の名前にしても美しい香りはそのまま』
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