換気

GOの換気のレビュー・感想・評価

GO(2001年製作の映画)
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すごい熱量。


DVDの特典映像に胸を鷲掴みにされた。
窪塚洋介の存在感。カリスマ的。窪塚洋介の人気がいかに絶大で、若者に影響力を与えていたのか、すごい伝わる。
完成披露試写会やら記者会見やらインタビューやらなにやらで、これでもかってぐらい製作者、俳優陣、原作者たちの作品に懸ける思いをぎっしり詰め込む。それでも足りないぐらい、この映画が与えるパワー、波及する範囲が広い。
20歳そこそこの窪塚洋介がこの作品を通して感じたものは壮大で、その価値観のゆらぎが、20年の時を経てもなおDVDを通してこちら側の胸に響く。

「日本人」ってなんだ。
2001年ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだテロから間もなくして行われたGOの完成披露試写会での22歳の窪塚洋介のコメントは、物凄くかっこよかった。
世界中が混乱するこの状況のなかで自分たちはどう立ち向かうべきか、自分の言葉で、自分の意見を、数百人の観客の前で、そしてテレビの前の数百万人の前で発言する。ただならぬ度胸。

20年前、こんな時代があったのか。
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