換気さんの映画レビュー・感想・評価

換気

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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

冒頭でアレックスがカメラ目線で語りかけるところでまずしびれる。「これは君の物語じゃない」

初めての恋、一緒にいても満たされないくらいの愛、アレックスが本当の自分に出会った85年の夏

ダヴィデがこの
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

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劇中の黒人と白人の配置が対照的だった。

家を所有することの難しさ。

ブラックマンがもつ黄色い花の映えること。ピンクの壁、紫のハット、オレンジのノート、赤いネルシャツ、色彩が美しい。

印象的な言葉
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

上質な映画だった。
映像化された村上春樹の世界観をこの目で眺めていられることが幸せだった。

小説家が無から物語を創作していくように、人生もまた、何もないところからストーリーを紡いでいくものなんだなと
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

-

「待ち合わせ場所のような、遊ぶための口実のようなチーム」っていう表現いいな〜そんな居場所つくれたら素敵。

吉沢亮は暗い部屋でパソコン眺める姿がよく似合う。

お早よう(1959年製作の映画)

3.9

小津安二郎初めてみたけど、絶妙にちょうどいい。ユーモア、ボリューム、ほんわか加減。心穏やかにみられる映画って大切。

テレビをねだる兄弟の弟、勇ちゃんが異才を放ってた。弱冠6〜7歳にして表情のつくり方
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

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同性愛の青年が性的指向を“正常”に戻すため矯正施設で過ごすという話。
エンドロールで実話に基づくと知ってびっくり。
そして未だに矯正施設はアメリカ各地に存在すると知ってさらにびっくり。

キリスト教信
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

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暴力が多くて辟易した。
終始暴力を振るうのは男で、女は従属するしかない存在であることをひたすらに突きつけられた。

女相撲の一座でひたむきに生きる女性たちの姿には希望のようなものも感じたが、結局打破す
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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マクマーフィーは、病院関係者からは優秀と評判の女婦長のことを「ずるい女」と言った。

婦長はたしかに、患者を対等な人間として扱わなかったし、患者はまっとうな主張をしてるのにまるで聞き分けのわるい子ども
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

あったかもしれないふたりの未来を想像するところ、結構ベタな描写だけど絶対的に泣けてしまう。
様々な作品で出くわすたびに染み入ってしまう。もうこれは人間の急所なんだろう。その度に感情移入して「うあ」とな
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

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ジャズ関係ないけど感想。

アメリカの人はこの世の楽しみ方をよく知ってるな〜
ヨットの帆先に登って風を受けたり
家の2階の窓枠に座ってお酒を飲んだり
屋根の上でダンスしたり
発想の欧米人っぽさに圧倒さ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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クラスとか部活とか王道のカテゴリーで集約されない、属性のちがうもの同士が集まって青春するのっていいな。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

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セルマは純真で実直でどこまでもどこまでも慎ましい。
人間の卑しさだけが見事に欠如した人間の形をした天使のよう。

彼女は同じように天使に囲まれて雲の上で幸せに暮らさなくてはならない。世界の道理はそうで
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

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終始単調。はまるかどうかは観る側のコンディションにとても左右される。

人間を別な角度から観ているような監督の独特な視点。

『アメリカンユートピア』でディビッドバーンが「人は人を見ているのが一番好き
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.9

これはまさにやりたかった青春。現代の高校生じゃなくて2000年台初頭の高校生の日常ってところが最高に熱い。この映画は永遠に青春映画として通用するな〜。100年後これを観た高校生がブルーハーツのコピーバ>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.6

たぶん3度目の鑑賞。

ゴジラが都内に進出してきた初動段階で、着実に被害が深刻化する市街地の様子と、淡々と形式的な会議を重ねる首相官邸の様が交互に映し出されるところ。
対比的で緊迫感の差が画面からにじ
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

こんな映画みたいな実話があったとは。

海辺で子どもと寝そべってるシーンが印象的。
愛する子どもと妻がいて、ささやかながらも幸せな生活を送るにつれて過去の戦場での凄惨な行為がフラッシュバックして
過去
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

4.6

弟の戦争への狂気、兄の科学への狂気、それぞれの狂気だなと。

お国のために戦ってきますと言った弟、母や家族への未練も感じさせたが、どこか晴れ晴れとした表情もしてたな。
本音はどうやったんやろう。白黒つ
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

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函館の夏って短そう。
地方都市で淡々と生きる主人公の話は個人的に好きな部類で、東京からの出戻り組の40代バツイチの惰性の日常を描いてたオーバーフェンスももれなくずっと見てられた。
オダギリジョーの都会
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あの頃。(2021年製作の映画)

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こんな強烈な「あの頃」がある人生って強いな〜。
コズミンのモデルが実在したかしてないか知らないけど作品自体がレクイエムのようだった。

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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菅さんの10年前の姿を初めて見たけどあんなにも闊達と喋る方だったということに驚いた。

菅義偉という人について、官房長官時代からの記者会見での姿と、そこでの人格を失ったような印象しかなかったが、関係者
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

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シャイア・ラブーフの自伝的映画。
暴力的な父とのふたり暮らし、12歳の息子にはちょっと過酷。
息子は大人になりPTSDを抱えたが俳優として成功し、この私的で壮絶なヒストリーを映画として芸術作品に昇華さ
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

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1990年代アルジェリアでイスラム原理主義が台頭した時代を描いた物語。監督いわく90%が実話に基づくらしく、こんな時代がそう遠くない過去にあったということに驚愕。知らないことだらけ。

過激な信者らの
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.8

半径2メートルに届けばいい些細な感情。これって実体験じゃないと書けないよなーと思ったけど
でももしかすると最後のシーンからして全部又吉が空想で練り上げた物語なのかもなと思ったりしてそうやとしたらすごい
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

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余命宣告を受けたイケダさんの2年を60分にまとめた日々の記録(一部フィクション)。
正直足りない。短すぎる。もっとイケダさんの語りを聞いてたかった。風俗REC見てたかった。でも彼はもうこの世にいない。
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

こうもショッキングな現実を目の当たりにするとはじめは目を疑うけどだんだん慣れてしまうからこわい。視覚と思考力がマヒしてしまった。でもどう考えてもあれは犯罪。

なによりこわいのは犯罪であると同時に人間
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