換気さんの映画レビュー・感想・評価

換気

換気

映画(470)
ドラマ(16)
アニメ(0)

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

-

現代のコンプラに抵触しまくっているハチャメチャラブコメディ。ブリジット・ジョーンズみたいなヒロイン初めて見た。なんかすごい振り切った映画だ〜思いっきり気楽に観るのが丁度いい。

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

-

無作為に集まった12人の赤の他人。
気が抜ける冒頭、転がるように堕落していく審議の様、救いようのない惨憺。
全員無能か?と思わずにいられないが、もはやなすすべ無し。
自分がこの場にいたらもう使命感とか
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

-

笑った。
劇場で他の人に混じって笑いながら観てみたかった。

正欲(2023年製作の映画)

-

正しい欲
正しくない欲
無欲
抑うつ的
地球に留学に来たみたい
よく生き長らえてきたな

いなくならないでと思った瞬間

わかり合える人と暮らしています

思っちゃいけない感情なんてない

あなたが信
>>続きを読む

(2025年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

どこまで現実でどこからが非現実か、一切の境目がないだまし絵のような世界。
老いた元大学教授の主観をそのまま映像化したような作品であるから我々には客観視する余地がない。
出口のない迷路の中に追い込まれた
>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

-

まず大切なのは冒頭のクレジットにもあるように、この作品の目的はお姉さんが統合失調症になった原因の究明ではないこと。

ありのままを捉えた極めて貴重な映像。
数十年に渡る記録には、お姉さんや両親、監督自
>>続きを読む

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

-

しみじみ。よい。
広瀬すずと仲野太賀のエピソード、ふたりの距離感が変わっていくところが空気を通して伝わってくる。

人間は感覚をいっかい言葉に変換して相手に伝えるアナログな生き物だから、もどかしくて、
>>続きを読む

小学校~それは小さな社会~(2023年製作の映画)

-

先生でも児童でもない。もっと俯瞰した立場から切り取られたある小学校の1年間。
海外のスタッフを交えて製作されたからか、画期的な視点だった。

日本の教育の特異なところは
学校は勉強だけではなく「生活」
>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

-

戦場ジャーナリストってこんなに戦闘員に接近できるの?!実際どうなのだろうか。武器の代わりにカメラを持って第一線にかじりつくところいつ弾が飛んでくるかわからなくてハラハラする。

都市部での戦闘シーンは
>>続きを読む

リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

イギリス労働者階級の家庭で育つビリー。母を亡くし、父と兄は労働組合で炭鉱夫をストライキ中。
(ブレイディみかこのエッセイに登場するイギリスの姿そのものだった)

家庭の空気は救いようがないほど暗く、ク
>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

急にスイッチが入って相手の言葉の揚げ足を取って一方的にキレ散らかすところ、理不尽な怒り方でしかないのだが
それに根気強く相手する彼氏もすごい。

そして暴力的で衝動的なカナに、どこか自分を゙重ねて見て
>>続きを読む

ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

-

静けさ、柔らかい光、魅力的な登場人物。
一冬の優しい思い出がつまっていた。
とても良い。

ラストマイル(2024年製作の映画)

-

巨大ECサイトの物流倉庫がどれだけ自動システム化されても最後に配達するのは人力。

配達の人件費に割かれるサービス料はどんどんカットされて映画の中では一件の配達で得られる賃金はたった150円。

配送
>>続きを読む

時々、私は考える(2023年製作の映画)

-

自分はつまらない人間と自信を持たずに生きるフラン。
職場では無理に明るく振る舞ったりせず、ただ空気のように存在を消して過ごしているフランが好き。

そんな大人しくて無味無臭のフランを
同僚は構うことな
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

登場人物が多くて話について行くのに必死。
ある程度予習しておけばよかった。
(いい意味で)こんな不親切な映画は久しぶりに観た‥と疲労感とともに帰りのエレベーターに乗ると
居合わせたカップルが「あれどう
>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

-

美しくてどこか淋しげな自然の風景、
先の読めない独特のリズム。
あっというエンディングで消化しきれない気持ち。
悪は存在しない、ただ運命として受け入れることしかできないのか。
高速の車内での上司と部下
>>続きを読む

フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

-

富士山の山頂がぽっこりと見える甲府盆地ののんびりした空気がとてもよかった。


以下メモ〜
みらいファームの活動

○コットンの栽培、収穫、加工、販売まで
専用の木の機械を使ってコットンから種を取り除
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

出てくる人みんなが良い人だった。
特別優しいとか、素晴らしい人だとか
そういうことじゃなく
みんなちゃんと心を持っているというか

パニック障害の山添くん、
PMSの藤沢さん、
その他それぞれの立場に
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

屋敷の中の世界しか知らずに育ったベラが
突如世界に身を投げ出して
発達段階を辿っていくストーリー。

ベラは成人の身体のまま
乳児〜幼児〜青年と中身が発達していくが
ある一時期まで社会を知らず
屋敷の
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

毎朝の起床と同時につくため息は
これから始まる1日に気持ちをセットするようおまじないのようにも聞こえた。

鉢植えへの水やり、
家の前の自販機で買う缶コーヒー、
スカイツリーを見上げてから再生するカセ
>>続きを読む

くるりのえいが(2023年製作の映画)

-

音楽の生まれる瞬間だった。地球が誕生して数十億年たった今でも尚新しいものが地上に生まれ続けてるって改めてすごいよな。

いつか楽器の奏でられる人になりたい。

(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

安易に扱えるテーマではないだけに、とても丁寧に描かれていたと思う。

おそらく実際の施設かどこかの障害当事者の方、スタッフの方の普段の様子を切り取ったのかな、というシーンもあった。

そこにリアリティ
>>続きを読む