いつもいっちゃん

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界のいつもいっちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
ディズニー100周年映画はアドベンチャー!
すごい、すごいぞテンポが!
早い!早過ぎる!
監督が「ベイマックス」や「ラーヤと龍の王国」のドン・ホールとあって娯楽性は約束されたようなもの。
しかしPRが地味めで、中々盛り上がっていない本作。

だが、映画自体は奇妙であり、また扱うテーマがとうとうそこまで来たか!と唸る内容。
奇妙なゲテモノ地下世界で見つける秘密。
その正体は正に今を描いている。
地球の環境をこう例えるのかという天才的な構図と伏線回収。
数々のクリーチャーはアニメ表現ならではの柔軟性で楽しい。

少し気になるところは、そろそろディズニーもここまで描けるなら、家族というテーマから離れた作品もまた観てみたい。
あと、人種、LGBTがこれでもかと描かれている点。それは良いんですが、何かその要素を入れるためのマニュアルがあるのかな?
不自然な箇所もチラホラ。
主人公の子供がゲイという設定も周りが理解あり過ぎ。逆に言えば今の現実がそうでないので、理想的に描かれすぎててまだ違和感。
まあ映画なんだけど、少し浮いて感じました。←僕自身当事者なので。

ネガティブなことも書きましたが、常に時代を取り入れるディズニー映画は流石!
あとは程よいバランスかなと。