自然との共生ほど難しいものはない。
『センター・オブ・ジ・アース』な導入から、地球空洞説をディズニーがどう調理するのかが見どころ。
…かと思いきや、終盤意外な事実が明らかに。地球○○説の方だった🐢
なるほど、あの生物たちのユニークでちょっとキモいデザインにも合点がいく。さすがこのあたりのアイデアはディズニーのお家芸といったところ。
最後の真相は楽しかったが、いかんせんそこまでの魅力が乏しい印象。特別盛り上がることなく、淡々と進んでしまう感じ。
SDGsにまつわるメッセージ性も強いだけに、そちらが独り歩きしないよう、もう少しエモーショナルな展開が欲しかった。
ゲイの孫や片腕の飼犬など、多様性の描写について否定的な意見も目立つが、個人的にはそこまで気にならず。
物語上の必要性がないのは、"当たり前"を描くためだろうし、ステレオタイプを定着させる側だったディズニーが時代のアップデートを試みていることに違和感はない。
こういう描写がこれ見よがしになっちゃうのは、仕方ないね。今は過渡期なので、しばらくは温かく見守っておこう。
とにかく、ジェイク・ギレンホールの声が心地良かった。