いるか

ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語るのいるかのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今年見たドキュメンタリーの中で1番の作品。
道端で見つかった少女の遺体から始まる物語は、何層もの謎に包まれており、その謎が明かされる度に、人間のおぞましさを実感させられる。
最も印象的だったのは、道端の少女は想像を絶するような辛い環境にありながら、学校では成績優秀で、学友にも優しい、素晴らしい女の子であったこと、そして、友人が泊まりにきた時に、父親が突然着替え中に入ってきて銃をつきつけてきたときも、笑ってその状況を誤魔化していたこと。本当に辛くてどうすることもできなかった少女は、笑って現実に起こってる悪夢を誤魔化すしかなかったのかと思うと、とても胸が締め付けられる想いになった。
いるか

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