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夜、鳥たちが啼くのmのレビュー・感想・評価

夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)
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鬼才・城定秀夫監督の2022年監督・脚本作連打最終作。とうとうメジャーになってしまったけど、メジャーになってもエロVシネやピンク映画を撮ってた頃と作品撮るペースが変わらないというかむしろ加速してるのが恐ろしい。来年も既に公表かれてるだけでも監督作が3本公開控えてるから本当に凄いな。

現場に余裕のある故の映画としての演出やロケ地の凝り方が全編で見えたのがとてもとても嬉しかった。城定さんほんとはこういう事がやりたかったんだな、というのが随所に見える(気がする)。観ていてなんか嬉しかった。

原作=物語の古さが否めないという事は少し残念だった。
主役2人がどういう関係なのかを回想を少しずつ挟んで(脚本見たら回想ではなく主人公が書いている小説の世界というテイらしいけど実質回想と同じ)ミッドポイント辺りで最後まで明かす事で話を引っ張っていく脚本の構成は良かったと思うのだけど。

来年頭の2023年監督作連打第一弾「恋のいばら」に期待してます。
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