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野いちごのkiyoのネタバレレビュー・内容・結末

野いちご(1957年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

長きに渡って医師として活躍し、結婚をして、子供は自分と同じく医者になり、沢山の人から尊敬され、大学から名誉博士号を与えられたイーサクは、明らかに幸福な人生を歩んできたかのように思える。

しかし、イーサクは孤独を抱えていた。

一番近くにいる存在である家政婦と家族が、彼のことを嫌ってはいないまでも、どこかよそよそしいのである。

ついには、義理の娘に、エゴイストと言われてしまう。

イーサクが見る夢は、彼が内奥で抱えていた後悔や自己欺瞞を暴くものである。

いくら世の中で認められて、幸福な人生を歩んでいると思われても、後悔や自己欺瞞を抱えていては、やはり、何処かで無理がくるのであろう。

常に自分の人生を点検する癖をつけておきたいなと思った。
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