野いちごの作品情報・感想・評価

「野いちご」に投稿された感想・評価

人生振り返りの旅

いま自分が自分である事への探求

後悔とか、俯瞰してみたり。

人の黄昏れる事の儚さよ
恵比寿の特集上映で見逃していたので、キネ旬シアターにて。

ベルイマンお馴染み「ファザコン、そしてダメな俺」マナー炸裂しております。
回想と幻想を挟みながら、道行くロードムービー。

老いた男が悔恨と共に人生を振り返るという今時分には見慣れたフォーマットですが、この映画こそが鋳型、後年の作品こそ模倣なのでしょう。

中期の作品からベルイマン入門した自分には、主人公のボイスオーバーによる説明が、あぁベルイマン、まだ観客に優しいなぁなんて事を思ったりしました。分かりやすいwでも、ちょっと説明的過ぎるかな。

しかし、そこは「いつも古くて新しいベルイマン」
冒頭の悪夢のシーンのなんとも言えない緊張感や、演者のわずかな心の揺らぎも見逃さないクローズアップなど、息つく暇も与えてくれません。

あと、全然関係ないですけれど、ロビンライトって、イングリッドチューリンに似てるなぁー、と。
かーく

かーくの感想・評価

3.6

生きながら死んでるってのはかなり刺さった。受け入れることは大切なことなのかも、そう考えると人生ってカオスだなと思った。老いや孤独を受け入れたら無敵のイーサク
まゆ

まゆの感想・評価

3.3
なんか、悲しいけど美しいものを見たような、もやもやっとした気持ちになった。

「生きる屍」「優しくて冷たい人」なんて心に刺さる表現だろう。
優しさだけでは自分も相手も殺してしまうのか〜。
自分を押し殺して相手に優しくするだけだと、優しくされてる方は物足りなく感じちゃうのか〜。

なんだろう、なんか全てを許してくれる人って、人に無関心なんだろうなって思うけど、意外とその人は人との関わり方について悩んでいたりするのかな。

ん〜、複雑な気持ち!
すごい名作だと思った!
神の存在に懐疑的な立場をとる監督ベルイマンだが、

宗教的な体験を日常的なシーンとして取り入れていることが多い。

『第七の封印』で死神と命をかけてチェスをやりあうところとか。

この『野いちご』に出てくる大学の査問試験も、極めて宗教的な体験を象徴して
いる。
名誉教授を授与されるほどの医学博士の主人公なのに、
顕微鏡さえ、まともに見ることができない。
医師としての基本の心構えもおぼつかない。
そして、亡くなった妻から、「冷たい、自己中心的」という罪名で告訴されてい
る。
つまり、死んで地獄の閻魔大王に自分の人生を総括させられるような宗教体験に
なっているのだ。

どんなに社会的な名声を博そうが、財産をなそうが、
周りの人たち、家族と心を通わせ、
「あの人はいい人だった」と感謝されるような一生を送れるかどうか。
どんな人も胸にズキンとくる映画です。
名作と誉高い作品だけど、凄くカオス。
内容の半分が夢想と言う、ほぼデビッドリンチと変わらないアプローチ。
そして出て来る人たちはみないがみ合ってると言う、普通に考えるとなかなか偏っている。
東京物語を感じた。
身近な不和、孤独、愛のない感じ。
その間の子供の切なさは共感出来る
tukino

tukinoの感想・評価

4.5
イングマール・ベルイマン2作目。

エゴの塊で他者への配慮が欠如した難ありじいさん。自分の本心をひた隠し現実に向き合おうとしない頑固なイサクじいさんが小さな成長を遂げるロードムービー。そしてイサク役ヴィクトル・シェストレムの溢れんばかりの哀愁。
マリアンヌの棘のある言葉がグサグサとイサクに突き刺さる様が面白く、ベルイマンが魅せるコメディタッチな演出も健在。
イサクが見た冒頭の悪夢、死の夢のシュールさもまた味がある。針の無い時計、顔面が押し潰れた様な白い顔の謎の人物が突如として倒れ液体になるホラー映画の様な出だしにゾクゾクする。
かつて愛を誓い合ったサーラと瓜二つの若者がある言葉を告げる授賞式の後のシークエンスが何よりも素敵だった。夢の中でサーラに見せられた鏡には過去も現在も変わらぬ姿のイサクがいたが、このたった1日の旅路でほんの少しずつ前に進むイサクの心情の変化は見ていて微笑ましくじんわり心に染み渡る。
また数年後、歳をとるごとに観直したい。
kapo

kapoの感想・評価

3.8
なんか観終わってまず、
スティーブ・ジョブズの
最期の言葉を思い出した。

そういう我が人生への
後悔と賛美というか。

人生という旅を、旅を通じて
振り返り、内省的な旅にもなって行く
構成がとても巧妙。

半分夢の中にいる様な
不思議な雰囲気で、
人物描写とか会話の駆け引きが
きっと絶妙なんだと思う。
寝る前に観て3回寝落ちしたから
その辺の考察微妙。

人が人生の終わりを感じた時に
結局思い出すのは、
愛と後悔なのかな。
後悔したくないから、
その為に生きよう。

と思いつつ、私も夢に落ちた。
anakarumik

anakarumikの感想・評価

4.0
夢が教えてくれることってあるのかなぁ。
もうちょっと考えたい。
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