さてはこんな老後もあり?
イングマール・ベルイマン監督による、老境に差しかかった人間の心の旅を静かに、そして深く描き出す。主人公イーサク・ボルイは冷徹な学者として名声を得ながら、私生活では孤独…
しみじみと良い映画だった。老人が自分の人生を振り返るロードムービーなのだが、見せ方やキャラクターが秀逸で、白黒にも関わらず鮮烈に色が浮かぶような作品だった。道中出会った若者たちがとても良い。その少女…
>>続きを読む老いた主人公が、人生への後悔を抱えて旅に出る。
生きることに絶望して虚無の闇の中にいる息子、そして母。幼ない命をみごもった息子の妻である美しきイングリッドチューリンが二人に恐怖を覚える。幼な子に空っ…
主人公から漂うささやかなデカダンスとそれを構成した特にカメラワークとセリフの相関性は、さながら「暗黒の森」の源泉を感じさせるものだった。
物語の大半である会話のなかで、左右にカメラが動くのは(言い…
やばいベルイマン好きかも。
ちゃんとプロットとかはあると思う。「タバコ吸わないの?」最初の教授であるというモノローグからの授与式など。ラストは義理の娘との関係や、道中で出会った人々との交流で、長い1…
ベルイマン初鑑賞。光と影の使い方が印象的。夢の中の話は少し怖い。率直な感想は、人はおじいさんになっても若い頃のトラウマや喜びを抱えたままなんだなあということ。映画らしく、といっては言葉違いかもしれな…
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