TATEO

野いちごのTATEOのネタバレレビュー・内容・結末

野いちご(1957年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

赤ん坊のレリーフを見た直後に棺桶の中の老いた自分に迫られるという冒頭の幻想シーンは、この映画全体が主人公の走馬灯のようなものであることを示している。主人公は野いちごをきっかけに人生を回想し、昔の恋人や妻を思わせる人々と触れ合っていく過程で過去と和解していく。神学と医学についての描写は、現代の西洋の人間の最も根本的な揺れを示しているように思えた。最後の釣りのシーンが、のんびりしておだやかな感じでよかった。
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