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甲州街道から愛を込めての遊のレビュー・感想・評価

甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)
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人生は旅であり、ロードムービーは旅を描く映画であるから、ロードムービーが人生そのものについての映画になるのは当然として

たかだか1時間半の作品の中で、ある人間が自分の人生に巻きついている「生きづらさ」を克服するさまを誠意を持って描けるわけがなく、
駅馬車のごとく、人生のある一瞬を共にした4人はそれをきっかけに人生が好転するわけでもない、でも、なにも進展はしないけどとりあえずみんなで歌って一瞬楽しい気分にはなれる、
そうやって人生をやっていくんだよな、という無理のない・押しつけのない暖かさを感じる映画だった
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