めちゃくちゃ賛否別れてるので、気になって早々に鑑賞w
歴史的資料が少ない濃姫なので、自由度が高いですね。綾瀬はるかちゃんは、凛々しくも切ない真っ直ぐな濃姫でした。
本能寺の変はもちろん、信長に関しても謎が多く様々な説があるので、個人的にはドラマや映画を観る度に「こう来たか!」とそれぞれの描く信長像を楽しむスタンスですw
今作で歴史好きの人や時代劇が好きな人が不満言ってる理由も分かりました。
でも私はこれで満足です♡最初から最後までブレることなく、信長と濃姫の絆の物語だったので。
脚本もキーポイントになる有名な戦と名言は入れつつ、時間の流れを飛びながら描いていくのはテンポが良くて、長尺の作品にしてはとても観やすかったですね。
古沢さん、これ書いた後に今は大河で近い時代を書いてるというのが(しかも同じ人物でも全然テイストが違う)興味深いです。
印象的な桶狭間前夜。
ここから2人がグッと近づき寄り添っていくのかと思いきや…なんかもう2人を見てるのがずっと苦しかったです。
素直に互いを心配できるまで、どれだけの時間がかかったか…。
お互いに誰よりも必要としながら、相手に好かれていないと線を引く夫婦。
分かり合えたかと思えばすれ違い、やがて信長は魔王となっていく…。
ラスト、エンドクレジットへの入り方も潔くて凄く良かった!!!
POPな曲で「はいエンディングですよー!」みたいな邦画に何度かガッカリさせられてるのでw今作は120点の幕引きだった!
木村・綾瀬コンビは安心して観られますね。驚きはないけど絶対的安定感がある。
それにしても若き信長は戦闘力ゼロw
取り巻きとわちゃわちゃしてるだけのガキ大将。卓ちゃんとチーム森山みたい(すいません、DOCTORS好きな人しかわかんないですね笑)なので、濃姫との強がり合戦も微笑ましい。
そして何故か今無性に「麒麟がくる」を観返したくなってます(笑)
多分、私の中でいちばん腑に落ちる光秀謀反の描き方があそこなんだなぁ。
もちろん今作のパターンも分かりやすくてありですけどね!