このレビューはネタバレを含みます
2000年代の韓国で起きた『加湿器殺菌剤事件』を題材とした、ドキュメンタリー調の映画です。
非常に恥ずかしい話、このような事件が近年の韓国で現実に起こっていたことを存じ上げておりませんでした。
国内で大量の死者を出したこの事件では、販売会社が実験データの改竄を行い、毒性を知ってもなお販売を続けていたとのことで、鬼畜の所業と言わざるを得ません。
鑑賞しながらも憤懣やる方ない気持ちになってしまいました。
このような凄惨な事件を風化させてしまわないためにも、非常に意味のある社会派の映画です。