ネヲン

トレバー ザ・ミュージカルのネヲンのレビュー・感想・評価

3.6
セクシュアルマイノリティを主人公にした作品は今では割と多いけど、これは1994年に制作された短編映画の舞台化だと知り驚いた。

ジャックが出てきてから涙ボロボロ溢れてしまった。
メッセージとしては割と普遍的なものだったかもしれないけど、私たちはこういう言葉に何度も背中を押してもらえるからこそ、毎日を生きていけると思っているので、とっても良かった。
個人的な話になるが、最近"女"の人生において当たり前の幸せとされている「結婚」や「出産」についてモヤモヤとしていたので、かなり元気をもらえた。

すべて観終わってから、ピンキーと過ごしたあの帰り道や夜を思い出して胸がギュッとなる。
ああいう時間があったこと、あの帰り道でトレバーがほんの少しピンキーを変えたことは紛れもない事実。

仲直りしてめでたし〜みたいな終わり方じゃなくて好きだったな。
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