『Blonde』
マリリン・モンローの生涯を描いた作品。
これは伝記というより、2000年にJoyce Carol Oates氏が書いた小説が原作。なので、ベースはマリリンという女優の人生だが、あくまでフィクションである。それも大変辛く悲しいマリリンとして描ききってる。
カラーと白黒での対比で展開し、演出がとても叙情的で独特なので、さらに悲しさを助長していると思う。
男性達に関してはさらっと説明しているだけなので、彼女の人生の大まかな流れは知っていた方がいいかなと思った。
特に３P状態のあの二人の男性は誰か全く分からなかった。
後で調べたら、キャスと呼ばれる男性はチャップリンの長男で俳優。
彼らの関係もフィクションなのか事実なのかは分からない。
R-18指定だけあって、露骨なシーンがある。
そして、終始アナ・デ・アルマスさんが上半身裸。。。
アナ・デ・アルマスさん大好きなので、楽しみにしてた作品。でも、こういう感じの作品だとは思ってなかった。本当に普通の伝記映画だと思ってたから。
私は彼女の独特で魅力的な美しさと、素敵な演技が好きで、今回の彼女の演技も体当たりで素敵だと思った。
ただ、彼女って『Deep Water』でも思ったが、大胆な脱ぐ演技が印象的になってしまって、セックスシンボルと見られるマリリンのような悩みや葛藤を持つことがないようにと彼女とマリリンを重ねて考えてしまった。
彼女の体当たりな演技を評価してこの点数だが、全体を通して、自分には絶えず性的に利用される展開が続くから、見ていて辛いのと、ちょっと作品自体あまり入り込めなかったというより、入り込みたくなかったという感じ。
ちなみに、ウィキからの抜粋。マリリンの本当の父親：
2022年に行われたDNA鑑定の結果、母親の勤め先の同僚チャールズ・スタンレー・ギフォードが実父と判明した。
