地獄に落とされたオカルト志向のオッサンが、幽霊ザメを操ることができるサタンと対峙する。前作から物語が継続している、低予算サメ映画の続編。前作のパパ役を演じた俳優が、主役と監督を兼任している。
池袋のワールドプレミアに次いで、全世界2番目となる札幌上映会が開催。本編後に日本向けの追加映像が流れる「ミスティック・シールド上映」が本邦初公開となったのだが、その内容は・・・おっとサメが来たようだ。
閑話休題。前作はカメラがちゃんと横移動していたが、本作では固定画面のままで「うわー!」などと芝居を打っていく。監督いわく「コロナのせいでこうなった」らしいが、おそらくコロナでなくても、同じような作風になっていたと思われる。
ビキニのネーチャンを侍らせるサタンだとか、唐突に始まるミュージカルだとか、怪獣映画オマージュのバトル(ただしモフモフのパペット)だとか、やりたいことをやっている感覚を楽しむことができる。ロイド・カウフマンの特別出演も必見。