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女経(じょきょう)のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルいっそ女妖にしてもよいくらいの特撮30分もの3本だて。子供むけ大映美人妖怪チャンピオンまつり。第一話。家船スラムと火葬場地帯なのか都心なのに煙な兜町を往復する守銭奴妖怪。不気味なキャバレーは。ミニチュアの外観と奴隷工場のようなその異様にひろい地下室セットでこわすぎ。フェリーニ甘い生活のラストからはじまる第二話。海岸の下水のほとり。これはもう地獄の三途の川じゃん。さっきの妖怪ミミカミどころじゃない第二の刺客。妖怪能面女ヤプールが岬にたっている。廃屋に出没し物件を高く売りつける。獲物の男は三島由紀夫っぽく話は安部公房っぽい。事故物件に誘い出し高く賃貸させる妖怪なんてのが今だとにあいそう。第三話。鍵の布陣でいつ地獄のような大毒殺になるかと終始ヒヤヒヤ。災害下コロナ下での修学旅行とタイムリーなテーマ。泣ける子供映画のような良い話だった。美人妖怪まつり。まつりらしくすごくイイ正義妖怪ヒーローでのしめくくりエンディングテーマも子供むけでたのしい。
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